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塩ビタイルでリフォーム・リノベーションするメリット・デメリット

空室率の増加による影響でリフォーム・リノベーションを行う賃貸オーナーが増えています。

賃貸リノベーションの場合、実需リノベーションと違いお金を出す方と入居する方が違います。

実需リノベーションであれば予算があれば自分仕様にかっこよく仕上げる事が可能です。

しかし賃貸リノベーションの工事費は家賃で回収しなければいけない為、少しでも安価な部材を利用して費用対効果の高いお部屋づくりが求められています。

最近よく聞く塩ビタイルって何なの?

賃貸リノベーションでよく活用される塩ビタイルをご存知でしょうか?

フロアタイルやPタイルと呼ぶ方いますが、フロアタイルはサンゲツの商品名です。

塩ビはポリ塩化ビニルの略で、一般的な合成樹脂(人為的に製造された、高分子化合物からなる物質)の一つです。

クロスもクッションフロア(CF)もポリ塩化ビニルから作られています。

塩ビタイルの特徴

最近は住居のリフォームやリノベーションで使用されるようになりましたが、もとは店舗内装でよく使われていた素材です。

✐ 種類が豊富

デザインの種類が豊富で、元々住歩行用で使われていた素材なので傷が付きにくい。

✐ 薄い為カッターで切る事ができる

一般的なフローリングの厚みは12mmですが、塩ビタイルは2.5mm~3mmと1/4程度の厚みしかありません。

表面は固いですが曲がり、カッターで切る事が可能です。

✐ 伸縮性がある。

塩ビなので伸縮性があり、熱を持つと膨張します。

またフローリングは大工さんが施工しますが、塩ビタイルは床専用の職人さんが施工します。

よってリノベーションの工程ではフローリングは最初の方に貼り終えますが、塩ビタイルは工事終盤に貼る事が多いのも、フローリングとの違いです。

塩ビタイルで施工するメリット・デメリット

リノベーションをする際、フローリングと塩ビタイルはよく比較されます。

今は無垢のフローリングが流行っていますが塩ビタイルはそのような部材に比べ安価で仕入れる事が可能です。

業者さんによって単価は違いますが材工で4,000円~5,000円/㎡といったところでしょうか。

クッションフロア(CF)に比べると高いですが、賃貸の場合入退去が繰り返される事と入居の決めやすさを考えると中長期でみると塩ビタイルの方がお得と言えます。

しかし一長一短で、塩ビタイルで施工するメリットとデメリットが存在するので要注意です。

≪メリット≫

✐ デザイン性が豊富

通常フローリングの色の種類は7色~8色程度ですが、塩ビタイルは木目調、石目調など数百種類に及びます。デザイン性の高いお部屋を作る際や、他物件との差別化を行いたい際はおススメと言えます。

✐ メンテナンス費用が安価で済む

仮にタバコが床に落ち焦げたとしても、焦げた箇所のみ張替が容易に可能です。

≪デメリット≫

✐ 熱に弱い

塩ビなので熱すると膨張します。よって床暖房のついている物件であれば使わない方が無難です。ボンドで固定しますが、膨張し突き上がる可能性が高いです。(電気マット程度であれば支障はありません)

✐ 冷たい

冬場は特に冷たさが気になります。素足には馴染みません。

結局リノベーション向きの商品なのか

私は賃貸リノベーションであれば非常に相性の良い部材だと思っています。

種類も豊富でメンテナンス費用が安価で済みます。

一般的に賃貸の場合は2年~4年で入退去が繰り返されます。

退去後には次の入居者さんに入って頂くために原状回復工事をしなければいけません。

その際の費用を安価で済ませる事も賃貸経営をする上で大切な事です。

塩ビタイルはクッションフロア(CF)と違い入居者の反応も良いです。

塩ビタイルを活用し満室経営を実現させて行きましょう(^^)/

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