2017年5月8日号 賃貸住宅新聞に掲載して頂きました。
≪記事全文≫
4月からリノベーション専門の営業代行事業を始めたココテラス(東京都江東区)。篠原昌志代表は前職で賃貸リノベーションFC本部の責任者を務めていた経験を生かし、今年同社を設立した。リノベーション事業に参入意欲の高い不動産会社が増える中、新規事業に割く人材を確保できない為に事業が軌道に乗らないケースが多い事から、同事業に着手した。不動産会社が家主との商談日時をセッティングすれば、リノベーションに関するヒアリング、現場調査、提案資料作成、提案営業、契約まで、自社の社員で行うべき業務を同社にアウトソースできる。リノベーション提案をきっかけに他の管理物件や売買案件の獲得、営業同行を通じて自社のスタッフの営業スキル向上につながるメリットがある。案件の進捗状況などはクラウドシステムを使いリアルタイムで共有できる仕組み。すでに4社との提携が決まっており、まずは関東件を中心に営業代行業を展開していく。月間の業務委託料は10万円。リノベーション契約が成立した時は、工事代金の粗利の25%の手数料が発生する。「ノウハウはお金で買うことができるが、人材確保に苦戦しリノベーション事業がうまくいかない中小企業を沢山みてきた。不動産会社とオーナーの為に空室が解消するリノベを提案していきたい」と篠原代表は意気込みを語った。